あおぞら🍀ブログ

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北斗星でいざ札幌へ



上野発札幌行の寝台特急北斗星」にていよいよ北海道へ。
出発時刻の2時間前に上野駅に着いてしまいました。

上野駅13番ホーム。北斗星の入線は出発時刻の15分前。
無料の休憩スペースがあったので、観光雑誌を見ながら時間をつぶします。

まもなく北斗星が入線。
駅弁とお茶を買って、いよいよ北斗星に乗り込みます。


今回は、去年の球磨川ツーリングのときと異なり、輪行(自転車を袋に入れて電車内に持ち込む方法)ではないので、重い荷物がない分、楽です。
リュックの中の衣類も最小限に抑えています。
ただテントと寝袋が重いので,これも宅急便(営業所止め)であらかじめ送っておけばよかったです。

B寝台個室で荷物の整理をしていると、先頭のほうに向かって走っていく人がちらほら。そういえば北斗星の写真をとっていませんでした。
ソニーのプレミニ2という携帯電話についてる130万画素のカメラで旅を記録。

北斗星の先頭に行くと、案の定、結構な数の人がカメラを構えていました。順番待ちして一枚とりました。なにせ列車到着から発車まで10分ほどしかないので焦ります。


個室に帰りしばらくして列車が動き出します。電車が動き出す瞬間が、旅で最初にテンションが上がるときです。

出発してしばらくは見慣れた風景が続きます。この日は平日。大宮では高校生が帰宅途中で、たくさんホームにいました。普通の人が働いている中で旅行するというのは優越感がありますね。

司法試験を先日受け、合格発表までは4か月。東京の借家を引き払って今回の旅を企画しています。
もし今、野垂れ死にしたり犯罪に巻き込まれれば、住所不定、無職として紹介されてしまいますね…。
今回の北海道旅行が終わればそのまま地元の鹿児島に帰る予定です。
いつまで北海道にいるかは決めていません。人生最初にして最大の自由な旅行。


熊本に行くときも寝台特急はやぶさ」に乗ったが、今回の寝台特急北斗星」はけっこう揺れます。これは線路状況のせいなのか、それとも個室の2階部分だったから余計に揺れを感じたのかわかりません。
ただ自分はどこでも寝られるタイプなので、ぐっすり寝ることができました。
本当は遅くまで起きて寝台特急の旅を味わいたいところですが、明日の札幌観光に差支えてはいけません。

晩飯はミニ松花堂弁当とマイセンのかつサンド。
ちょっと多めだったけど、残った分は翌日の朝食に。

 

夜中の3時すぎに、本州と北海道を結ぶ青函トンネルに差し掛かると、朝4時にはもう北海道に上陸です。
こころなしか、北海道の空は高いです。しばらくすると駒ケ岳が見えてきました。頂上付近は雲がかかっていたのが残念でしたが、山の雄大さは実感できました。

森駅に止まります。

ここでは駅弁ランキング不動の№1である「イカめし」が有名だけど、早朝だし、停車時間はほぼゼロなので、買うことはできません。しょうがないので昨日の残りのかつサンドを食べました。

内浦湾を右に見ながら長万部、室蘭、苫小牧といった有名駅を通過していきます。おそらく旅の最後のほうでこれらの街にも寄る予定。

苫小牧から内陸に進路を変え、列車は一路札幌へ。
どこもそうだが、都市化が進んでいるのは駅のごくごく周辺で、5分も電車に揺られると、のどかな田園地帯や森林が広がっています。

札幌駅に降り立つ。
気温は東京並に暑い!
朝9時台ということもあり人は多いです。さすがは北海道最大の都市、札幌。
テント、寝袋などは札幌駅のコインロッカーに預け、身軽になって観光に出発。(ちなみに自転車は営業所止めにして宅急便で送っています。取りに行くのは札幌観光を終えた明日)。
札幌は見るべきところが比較的密集しているので、それほど自転車は必要でないし、都市では自転車の盗難が怖いので、このように計画しました。

とりあえず大通り公園に出て、お約束どおり「とうきび」(とうもろこしのこと、「焼き」と「茹で」がある)をベンチでほおばりつつ、テレビ塔や時計台、赤レンガ棟、北大、などを見て回ります。
大通り公園はいろいろな農園が各自アレンジして花壇スペースを設けており、見る人の目を和ませますね。

夜はライトアップされているので、昼と夜の顔、両方を見るといいかもしれません。

有名な味噌専門店の欅(けやき)へ。



午前10時半の開店前からちらほら並んでました。カウンターの端から詰めて座らされます。
初めて行くラーメン屋で何を頼むか、いつも悩みます。

各店ごとにちょっと特殊なラーメンがあるとそれを頼みたくなるものですが、「普通のラーメンにこそ、その店の個性が凝縮されている」という自論の下、結局普通のラーメンを頼んでしまいます。

札幌駅に隣接して高い駅ビルがそびえています。中はショッピングモールやホテル、展望台などがあります。本屋も入っているので札幌の情報収集はここで立ち読みするといいでしょう。


ここでツーリングアゴーゴーの北海道ツーリング特集の本があったので買ってみました。この本がなければ、今回の自転車旅行ももしかしたらつまらないものになっていたかもしれません。やはり、初めての地なので、目的地の事前調査は必要だ。たまたま見つけた名所もいいが、ここに行きたいと思って、頑張って自転車で到着した時の感動は非常に大きいです。


この本、バイカー用の本ではあるが、チャリダーも重宝することうけあい。
ただ、「緩やかなアップダウン」なんて言葉を真に受けてるととんでもない目にあいます。あくまでもバイクにとっての「緩やか」だと、後日思い知らされました。

時計台。
三大がっかり名所のひとつといわれるが、おそらく周りの建物がでかすぎて、時計台の存在感が薄れるからでしょうか。
建物自体は綺麗で、雑誌でよく見るものとおなじ(当たり前だが)だったので、ちょっと感動。


多少の入館料はとられるが、内部の説明は普通に面白かったです。字がおおすぎてだいぶ読むのをはしょったけど。昔の食事の再現がおいしそうでした。
正面入り口に向かって右側に撮影スポットと呼ばれる台があります。そこで観光客が順番待ち。この写真もその付近から撮ったものです。

2階もいろいろと展示物が。


北海道庁旧本庁舎

なかなかきれいな建物でした。木陰が多く観光客が涼んでいました。

とはいっても人はまばら。中心地から多少離れているからでしょうか。

観光客らしき女の子達に写真を撮ってもらいました。観光客同士だとお互い写真を撮ってもらいたいはずなので、地元の人にお願いするよりは心苦しくないですね。ここでもお互いにカメラ交換。デジカメだと上手く撮れてるかどうかその場で確認できるからいいな。こんどは使い捨てカメラじゃなくてちゃんとしたデジカメ持ってこようと思います。

札幌はそれぞれの観光地がわりかし近い位置にあるので徒歩でよかったが、自転車があったらもっと楽だったでしょう。

札幌でひとつ気づいた事と言えば、信号機の赤青黄のランプの並びが縦。よくわからんが雪の重みを考慮したのでしょうか。
また、歩道と車道の信号が分離しているので、車道が青になったからといっていつものノリで歩き始めると自動車に轢かれることとなります。



夜はジンギスカンの店「だるま」の支店で食べました。


ここは欅以上に行列がすごいです。5時開店前に10人以上いました。
入店するとカウンターに七輪がずらーっと並べられています。とりあえず700円のジンギスカンを頼みました。肉と野菜がセットでこの価格。
ただ、肉が少ないので男はほぼ全員おかわりします。
さらにビールやご飯もたのむので結局2000円オーバーになりました。でもうまかった。全然臭みがなく,ここはおすすめ。

この日はまんきつで泊まるという暴挙を犯したが、二度としません…。

シャワーは浴びれたが、リクライニングがいまいちで、ほかの客もけっこううるさいです。9時間2000円だったからお金は浮きましたが。

朝4時ごろ時間が来たので、大通り公園のベンチで仮眠。何人かお仲間がいるが、ホームレスっぽいです。今の自分とそんなに境遇は変わらない。住所不定、無職。
暖かい日でよかったです。