鹿児島あおぞら🍀弁護士ブログ

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かしこい離婚の仕方

「かしこい離婚のしかた」についてお話します。

 

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離婚するには主に3つの方法があります。

 

1つは協議離婚

夫婦で離婚や親権について合意ができていれば,
お互いが署名押印した離婚届を役所に提出することで離婚が成立します。


ただし,離婚届は、離婚することと、親権者をどちらにするかということしか決められません。

それ以外の養育費、財産分与(年金分割を含む)、慰謝料、面会交流その他の離婚条件は、口約束でも有効ではありますが、後から内容が争われたとき、証拠がありません。

そこで、離婚届とは別に、離婚の条件を記載した離婚協議書を作っておく必要があります。

 

2つ目は,調停離婚


これは,夫婦間で,離婚,親権、養育費、財産分与、面会交流その他の条件について争いがある場合,家庭裁判所で調停委員を交えて話し合い(当事者の待合室は別で,調停委員が交互に話を聞くのが通常です。),最終的に夫婦間ですべての離婚条件について合意ができた場合に,合意した条件で離婚が成立します。

 

 

3つ目は,裁判離婚


これは,調停離婚が不成立になった場合にはじめて取ることができる手続きです。
離婚,親権、養育費、財産分与、慰謝料、面会交流その他の条件のうち、当事者が求めた内容について、裁判官が一刀両断で判断(判決)します。


まず,協議離婚で注意したいことは,
相手が離婚を求めてきた場合,こちらが離婚に応じてもいいと思っていても,それを相手に悟られないことです。理由は以下に述べます。

 

交渉というのは,お互いの要求について少しずつ譲歩しながらどこかの中間地点で合意するものです。


そうだとすれば,「相手は離婚したい。でもこちらは離婚したくない」という図式を作れば,相手は、親権や養育費,財産分与などの離婚条件で一定の譲歩をしないと,離婚という一番の希望が通らないのではないかと考えます。


そうすると,結果的に,離婚条件でこちらが有利になるのです。

 

逆に,こちらが相手に「離婚してもいい」という回答を「初めから」伝えてしまうと,
その時点で離婚については合意ができてしまいます。


そうなると,相手としては離婚という一番の希望がすんなり通ったわけですから,その他の離婚条件では相手方と完全に対等になってしまい,相手からの譲歩はなかなか引き出せません。

 

このように,離婚してもいいと内心では思っていても,「その言葉をいつ言うか」で,最終的に得られる利益はだいぶ変わってきます。

 

 協議離婚、調停離婚、裁判離婚のどの手続においても、交渉の場面が存在します。

交渉とは、お互いの言い分を整理して、譲れるところは譲り、調整を図るものです。

そうすると、譲れるポイントと譲れないポイントを整理し、かつ、相手から見て、こちらがあたかも譲ったかのような演出をすることも重要なのです。

 

離婚に限りませんが、交渉には多くのテクニックがあり,上記はあくまで一例です。
離婚の話が出てきた場合,早めに弁護士に相談して,その時期にできること,すべきではないことのアドバイスを受けることが大事です。

 

また,すでに離婚届だけ提出してしまった場合,
財産分与,慰謝料請求,過去の分の養育費請求についてはタイムリミットがあります。
ですから思い当たることがあれば,すぐにでも弁護士に相談すべきでしょう。


鹿児島あおぞら法律事務所は,離婚相談も初回無料です。
秘密厳守,完全個室,完全予約制なので,お気軽にご相談ください。