書面をテキスト化する方法(Googleドキュメント、office lens)
書面や画像の文字をテキスト化して編集するための方法について書きます。
弁護士は、数字や専門用語などが多く出てくる依頼者作成の書面を、体裁を整えて陳述書などの証拠として裁判所に提出することがあります。
また、書籍の一文を長めに引用することもあります。
あらかじめ書面のデータファイルがあれば、当然そのまま編集できます。
しかし、データファイルがなく書面(紙媒体)だけの場合、書面を見ていちいち打ち込んでデータファイルを作るのは面倒ですし、間違いが起きる可能性があります。
また、画像上の文字をテキスト化したいときもあります。
先日、「書面はあるがそのデータファイルがない」という場面に出くわし、どうにかならないか調べてみたところ、以下のような方法があったので、備忘録として残しておきます。
①テキスト化したい書面をスマホで写真撮影し、写真データをGoogle Driveに保存(アップロード)する。
②Google Driveから、当該写真データをGoogleドキュメントで開く。
③書面が自動でテキスト化されている!
また、画像上の文字をテキスト化したい場合も、画像をGoogle Driveに保存し、後は同じです。
このテクニックはいろいろな場面で使えそうです。
すでに常識だったかもしれませんが、私にとっては目から鱗でした。
先日記事を上げた音声入力といい、Googleドキュメントの汎用性は素晴らしいです。
音声入力との併用ならgoogleドキュメントを使った上記のやり方がおススメです。
なお、音声入力を使わず(googleドキュメントを使わず)、書面をWordのテキストに変換したい場合は、もっと簡単にできます。
Office lensというアプリで書面を撮影するだけです。
私は相手方代理人が提出してきた準備書面等で参考になる書き方があれば、積極的に取り入れていきたいと思っています。
そして、通常、相手方代理人の準備書面は紙媒体のみでデータファイルがないので、上記方法での保存が有用です。
参考まで。