弁護士法人を設立しました!
令和2年4月6日付けで、弁護士法人を設立しました!
同日付けで、当事務所は
「弁護士法人 鹿児島あおぞら法律事務所」
となりました。
そもそも、私が弁護士法人化を考えたのは、独立した翌年の平成28年ころでした。
そのころから、弁護士法人のメリット、デメリットについて、弁護士法人化した先輩方から話を聞き、書籍、ネットで調べていました。
弁護士法人化のメリットとして、
・支所の開設が可能になる、
・節税スキームが多少増える、
・事業承継が円滑になること
などが挙げられます。
また、弁護士法人化のデメリットとして、
・法人住民税や法人弁護士会費の発生
・社会保険の負担増、
・各種手続の煩雑化
などが挙げられます。
支所の開設を考えていないのであれば、上述の弁護士法人化のメリットはそれほど大きくないとも言われています。
また、弁護士法人ではなく、別会社を立ち上げて業務委託契約を締結することで節税メリットを享受できるようです。
そうした意見もあり、一度は法人化はあきらめました。
しかし、その後、弁護士法人化による無形のメリットが、少なくともデメリットを上回るのではないかと思うようになりました。
無形のメリットとは、
1 対外的信用が増す(気がする)こと、
2 自分のモチベーションが増すこと
です。
まず、「弁護士法人」の名を冠することで、個人事業主としての弁護士の集合体ではなく、独立した法人格をもつ弁護士法人であることが対外的に明確になり、顧客からの信用が増す。気がします(気のせいかもしれませんが…)。
また、そのような対外的信用、期待に対して、弁護士としてきちんと応えていかなければならないので、「これまで以上にきちんと業務を遂行しなければならない」という決意が芽生え、モチベーションが上がります。
このように、私個人としては、弁護士法人化により、少なくとも法人化のデメリットを払拭するだけの無形のメリットは享受できると思っています。
ただ、色々理屈をこねましたが、結局は後付けです。
「弁護士になったからには、独立したいし、イソ弁を雇いたいし、弁護士法人化したいし、支所も出したい。」という憧れ、イメージが先行しています。
弁護士法人化は手続としては簡単です。
1 公証役場での定款認証
2 法務局で設立登記
3 日弁連及び単位会への届け出
の3つです。
もちろん、社会保険の切り替えなど、この後にしなければならないことは山積みですが、弁護士法人の設立自体はあっけなくできました。
このあたりも、いずれ時間があるときにまとめたいと思います。
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