桜舞う,しまなみ海道ツーリング(原付バイク編)
しまなみ海道を原付バイクでツーリングしてきました!
桜の花びらが舞う絶好の季節でした。
しまなみ海道は,広島県尾道市と愛媛県今治市をつなぐ大規模道路です。
本州と四国の間の6つの島をそれぞれ橋でつないでおり,橋本体と橋につながる前後の区間には自転車,原付バイク専用道があります。
実際にこの季節に走ってみてわかりましたが,しまなみ海道は桜の木が至る所にあります。
たまたま出張のタイミングが合ったのですが,これらの桜が満開で,最高の思い出になりました。
17年ほど前に自転車でしまなみ海道を走ったことがあります。
今治から尾道まで片道70㎞ほどですが,今より体力があった当時でも,それなりにきつかった記憶があります。
今回は原付2種(125㏄ 以下)のバイクをレンタルしました。
自転車だと体力的にも時間的にも厳しいので,しまなみ海道を楽に短時間で走破でき,かつ,原付バイク専用道を走行できる原付2種バイクにしました。
借りた原付バイクは「アドレス」。
乗り出しも返却も尾道駅前でできるので便利です。
なお,125CC以上のバイクだと自動車と同じ道を走ることになり,橋本体やその前後の自転車・原付バイクの専用道を走れませんので,注意が必要です。
向島へ
では早速出発です。
向島へのルートは尾道大橋などの橋もありますが,この橋は結構通行が危険なようです。
そこで,旅の情緒を味わうための渡船にしました。
向島までの渡船は3つくらいありますが運賃は変わらなかったと思います。
写真のような小型のフェリーに原付バイクに乗ったまま乗り込んで,航行中に運賃を回収するスタイル。110円でした。
所要時間は5分ほどです。川の向こう岸というくらいの短い距離なのです。
向島に到着。
向島の渡船口からは,道路に青いライン(下の画像)が引かれています。
しまなみ海道のルートを示すもので,地図を見なくてもこれに沿っていけば今治まで着きます。
橋本体とその前後の区間は自転車・原付専用道を,それ以外の区間は一般道を走るのですが,原付2種だと時速30㎞制限や二段階右折の縛りもないので,一般道での車の流れに楽々ついていけます。
向島の海。透明度が高い!
因島へ
自転車や原付バイクは一度この橋をくぐってしばらくしてから自転車,原付専用道へ左折します。
橋の高さがあるのでそこに行きつくまでに蛇行を繰り返して少しずつ標高を上げていきます。
バイクはともかく自転車は勾配がありすぎると登れないので,勾配を緩やかにするために専用道が設けられています。
原付バイクと自転車で共用の専用道もあれば,別々の専用道もあります。
下の写真は今治側から来島海峡大橋に入る際の入り口ですが,このように原付バイクと自転車が別々の専用道のこともあります。
自転車はバイクほど勾配に強くないので,勾配を緩やかにした自転車ルートを別に作っているのです。
因島大橋は,車が走る真下に自転車・原付バイク専用道があります。
歩行も可能です。
しばらくすると料金所。
すべての橋にはこのような無人料金所があり,バイクは橋ごとに50円~200円を払う必要があります。
50円区間が多いので,小銭をある程度用意する必要があるでしょう。ちなみに自転車は期間限定で通行無料です。
因島では菓子処中島で有名なカフェオレ大福を買おうとしましたが売り切れ!
もう一つの名物であるはっさく大福を買いました。
白あんとはっさくの甘酸っぱさが絶妙でとてもおいしかったです。
生口島へ
次に向かうは生口島。
生口橋を渡ります。
生口島では,ドルチェというアイスクリーム屋が有名です。
特に,デコみかんのシャーベットと伯方の塩のアイスミルクが有名とのことだったのでダブルで頼んでみました。
どちらも特産品を使った素晴らしい味わいでした。やっぱりご当地ものをたべたいですもんね。
大三島へ
次の島は大三島(おおみしま)。
多々羅大橋を渡ります。
その名のとおり,しまなみ海道の中では2番目に長い橋です。
ワイヤーがなんだかアーティスティック。
多々羅大橋を渡り終えると道の駅「多々羅しまなみ公園」があります。
その直前にある,いい感じの撮影スポット。
道の駅ではレストランが開いていなかったので,外のフードコートで鯛塩ラーメンを食べました。
この鯛塩ラーメン,フードコートのレベルじゃなかったです。
鯛は肉厚でふわっとしており,スープも魚介と塩であっさりしながら濃厚なうまみが感じられます。輪切りレモンのさわやかさも加わっており,580円で出していいラーメンではありません。いい意味で期待を裏切られました。
「どら一」(どらいち)というどら焼きも食べました。
このどら焼き,塩バターが入っており,粒あんとめちゃめちゃ合います。
レモンソフトも食べました。これもおいしかった。それにしても食べすぎですね。
レモンのオブジェクトと多々羅大橋。
大三島は,時間の都合により,長い西回りルートを避け東回りルートで次の伯方島に向かったので,食べ物の記憶しかありません笑。
今度行くときは西回りルートも試してみたいです。
同じ桜でも,いろいろな種類,色の桜が目を楽しませてくれます。
伯方島へ
伯方島では,塩ラーメンで有名な「さんわ」があります。
ここには17年前にも来たことがありますが,今回も尋ねたところ,
少し場所を変えて店内は広くなっていました。
味は相変わらずおいしかったです。
大島へ
次は大島。
伯方・大島大橋を渡ります。
大島の一番の見どころは何といっても亀老山展望公園でしょう。
日本の展望スポットで2位に選ばれたこともある展望台。
この日は天気にも恵まれ,素晴らしい景色でした。
展望台に行く途中のヘアピンカーブ。桜が満開。
展望台も,立体迷路のような作りで,それ自体が芸術作品のようでもあり,是非ともお勧めしたいスポットでした。
本州(今治)へ
いよいよしまなみ海道も終盤。
最後は本州へ渡る最後の橋。来島海峡大橋です。
圧巻の長さ。料金も堂々の200円笑
今治は造船業が盛んというだけあって大規模な造船所がいくつかあります。
今治城も見てきました!
お堀に映る城も美しい。
ちなみにお堀の水は海水らしいです。
桜舞う,しまなみ海道ツーリング(原付編),いかがでしたか?
今回は原付2種バイクでツーリングしてみました。
自転車のように体力を使わないし,小回りが利き,撮影したい場所ですぐに路肩に止めることもできるので,今回のツーリングでは大正解のチョイスでした。
いつかはまた自転車でしまなみ海道を巡りたいところですが,まずはダイエットとトレーニングと時間が必要ですね笑
それでは!